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いろんな事にくじけそうになりながら、毎日一生懸命生きてる小さな兎のヒトリゴト。
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あと3日。そう思うと教育実習の期間ってかなり短いのだなぁと感じてしまう。
私が担当している古典のクラス(2クラス)も残す時間は各1時間ずつとなった。明日は授業がないので、明後日に妹のクラスで教え、最終日に理数科のクラスで研究授業である。
今回理系の古典を2クラス担当してみて、クラスのモチベーションってやはり授業に多大なる影響を及ぼすということを痛感した。特に今日の妹のクラスでは、それが顕著に現れていて泣きたくなりました。

①指名しても声が小さすぎて何を発言してくれているのかが、全くわからない。
②わからなかった場合、すぐさま「わかりません」。
③文法の教科書等があるのに、そちらは使わず電子辞書のみを使おうとする。


クラス全体の雰囲気がおとなしいので仕方ないのかもしれませんが、「人に自分の意見を伝える」といった意識が薄れているのかなという印象を受けました。もしかしたら、あの声量があのクラスでのデフォルトで、皆正確に聞き取っているのかもしれませんが、耳がよいと自負する私の耳には全く届きませんでした。ちゃんと正解を言ってくれている子も多いのに、凄くそこが残念。何でそんな自身なさそうにぼそぼそと答えるのだろうか。

わからない場合、すぐに電子辞書を開くなり、隣近所の子に聞くという生徒もちゃんといます。私はそれを許可するということをきちんと生徒に告げてあります。しかし何もせずに「わかりません」とただ一言、そんな生徒も中にはいます。やはり古典に対するモチベーションが低いから「解ろう」とする意識が働きにくいのでしょうか。理系のクラスは難しいです。むむん……。

私は現役の高校生だったころ、電子辞書は持ってない生徒でした。恐らく、高校3年時に電子辞書を所有していないのは学年でただ一人だったかもしれません。そのくらい紙辞書を愛していた。確かに電子辞書って便利なんだけど、一度に似ている単語とかを見られないのが凄く嫌だったんですね。だからどうしても必要なときは隣近所の子に電子辞書を貸してもらっていました。
ところがですね、今の子は何をするにもまず電子辞書か携帯電話を開く傾向があると私は思うのです。というのも、「あはれ、ってナンデスカ?」という質問を机間巡視しているときに受けたので、「逢は、と、で、に分けて考えてごらん」と漢字表記に直してまで指導したのです。するとその生徒は次の瞬間辞書に手をかけて、「先生、で、ってどういう意味ですか?」と質問してきたのです。おいおいおいおいと感じながらも、文法の教科書の裏表紙にある助詞の一覧表を見るように指示し、自力で探させました。
電子辞書はボタンを押せばすぐに探している語句が出てくるので凄く便利です。でも、だからこそ助詞や助動詞を覚えないのではないだろうかと寂しくなりました。少なくとも1年以上古文を読んでいれば、「で」という名詞も動詞も無いことぐらいわかります。そしたら最後は助詞か助動詞しかないじゃないですか。そんなのは文法の教科書の見開きページに両方載っているから、すぐにチェックできるはず。で、チェックすると同時に、「ああ、接続助詞には他にこんなのがあるんだな」と確認できるわけですよ。これが電子辞書だと出来ない。
現代の子は自分で勉強できる子が減ってきたと言われる所以を、垣間見た気がしました。やっぱり高校生までは普通の紙辞書ひかせたほうがいいよ、うん。確かに便利だけど、楽ばっかりしてたら、脳みそくさっちゃう!w


本日は朝から頭が痛く、どうやら熱があるようです今日は早く寝ようと思います。明日、授業がなかったのは不幸中の幸いだったなぁとぼんやりした頭で考えています。
咳が凄く出る風邪が流行しているようなので、皆様お気をつけくださいませ。では。

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