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いろんな事にくじけそうになりながら、毎日一生懸命生きてる小さな兎のヒトリゴト。
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本日、授業でFGMについてやった。FGMっていうのはFemale Genital Mutilation の略なのですが、これを直訳すると女子の性器切除ということになります。意訳すると女子割礼となるらしい。
さてこの気になるFGMですが、アフリカの国を中心に行われてきた習慣で、2000年以上続いてきました。今ではヨーロッパ、北米、アジアでも行われています。この習慣は文字通り女性の性器を切断するというものです。そして今現在でもこの習慣は続いています。一日に約5500人の少女がこの儀式?を受けているそうです。イスラム教の国で行われることが多いそうですが、これは宗教には関係ありません。


具体的にどんな感じの習慣なのか動画でご覧ください。(グロい表現等はありません)



動画内にあるように、現地の施術をうける少女たちは何故性器を切断されるかどうか知らされてません。ちなみに性器切除の時に麻酔は一切使いません。かなりの痛みが予想されます。
この内容を小学校5年生の学活の授業でとりあげた先生がいるようです。
http://yoshiko2.web.fc2.com/fgm.html

で、なんでこんな習慣が続いているのかといいますと…。
①性器を抉り取って糸で縫いつける。
②結婚初夜に相手の男性がその糸を切る。
⇒FGMは純潔(処女性)の証である
という構図がなりたつからなんですね。更に、夫が長期で家を離れる時は、妻の性器をまた縫い付けておくらしいです。で、帰って来たらその糸をほどくっと。。。
ではもう一つ動画を見ておきましょう。こちらは埋め込みが無理だったのでリンクを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=b-tE3ZXdcp8

よくこういう問題を提起すると異文化理解だとかいって、「外部の自分たちが口出しをするべきではない。現地は現地の考え方があるのだからほおって置くべきだ」という人が居ます。でも果たしてそういう問題なのでしょうか、コレ。だって、全国に移住した民族がこの習慣を広めてきてるんだよ?だから今ではヨーロッパ・北米・アジアにまで広がってきてる。日本にこの習慣がないのは移民が少ない国だからだよ。
ていうかこれそもそも文化として成り立つのだろうか。起源としては女性より劣等な男性が、自分たちの優位性を示したいが為に、女性の性器をえぐりとって縫いつけたのではないかと言われています。内海夏子さんという方が詳しく研究されているらしいので、興味が沸いた方はそちらも調べてみてください。

例えば、ある国にはテロという習慣があったとする。で、このテロという行為は他者にとってとても良い行為だと教え込まれる。テロによって人生が救われるとか教え込まれるわけですね。そうやって育てられた子どもが、大きくなって他の国や町に住み、テロ行為を行ったとします。そのとき「これは私が育った村の文化なんです」といったら、テロという行為は認められるということでしょうか。
FGMってつまりはコレと同じなんじゃないのかなって私は思うわけね。つまり正確な意図も知らされないまま、ただ伝統だからと続けられ、その実態は男のエゴイズムなわけですよ。これが文化といえるのか。いえるわけないじゃないか!
日本はまだ平和だし、こんな習慣がたとえ入ってきても従う日本女子なんているわけないけれど、でもこれは他人事じゃない。日本にはこんな習慣がないから関係ないでは済まされない。私たちはこの地球上で生きている以上知っておく義務があると思う。それで何ができるとか、FGM反対運動をしろとかそういうわけじゃない。だけどこの事実を知っておくだけで、世界へ向ける目というのは大分変わってくるのではないだろうか。

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