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いろんな事にくじけそうになりながら、毎日一生懸命生きてる小さな兎のヒトリゴト。
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うっわぁ。。。。


基礎講読のレポートやっとこさ書き終えました。


現在深夜3時きっかりです。


レポートは文字数にして5800字くらい。


まぁ、引用部分が1800字くらいあるから、


自分で書いた量は実質4000字程度。


レポートの文字数規定が4000字以上なので、とりあえず規定はクリア、と。。。ww


今回のレポートを書いていて、改めて思いました。


『火垂るの墓』は決して反戦がテーマじゃない。


ましてや麗しい兄妹愛を描いたお涙頂戴作品でもない。


これは原作においてもアニメ映画においても言えることだと思ってます。


原作をよくよく分析して読むと、


清太って結構我儘な子なんですよ。


お父さんが海軍大尉だったので、結構裕福な家庭の子だったんです。


だから他人も同然な小母(おば)さんの家に下宿しても、文句ばっかり言うのね。


アニメ映画でどうなってるか忘れましたが、


原作では、小母さんちは清太父の従弟(いとこ)の嫁の実家、という設定。


どんだけ遠い親戚なんですかww という感じ。


そりゃ我儘いえる御身分じゃないよ、清太君。


まぁ、とりあえず気になる方はじっくり原作読んでみてください。


『アメリカひじき・火垂るの墓』という文庫本が新潮文庫からでてます。


438円(税抜き)です。


個人的には「アメリカひじき」のほうも面白いので、買ってソンはないとおもいます。


野坂昭如は、あの独特の文体が読んでて面白いです。


初めて野坂を読む人は、「アメリカひじき」から読んだほうが多分とっつきやすいかな?w


兎に角、「火垂るの墓」を読む際、アニメの方にだまされがちですが、


注意して読んでいくと、清太君は妹思いなだけの優しいお兄ちゃんじゃないことがわかります。


原作に関して注意。


清太と野坂(←作者)が同一視して読まれる傾向がありますが、あの考えははっきり言って個人的には間違ってると思います。


同一視してよまれる傾向になったのは、野坂自身の嘘が原因ではありますが、作者自身はそれを(映画化にあたって)ちゃんと否定してます。


恐らく、『火垂るの墓』をお涙頂戴の物語としてとらえてほしくないのでしょう。


私は結論として、


妹を大事にしたいという気持ちと、プライドを捨てきれない、といった葛藤をもった少年として清太君を読むべきじゃないかとおもいました。

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